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2004年02月10日 Rev.08


松下製一体型 MSX2、MSX2+、turbo-Rのキーマトリクス一覧

本記載事項によって生じた、いかなる故障、破損その他のクレームには応じられませんので、
各自の責任のもとで行ってください。
 

1.概要

 MSXのキーボードはお世辞にも使いやすいとはいえないので、対策としてセパレート化(本体と分離)する方法がありますが、このとき必要な本体側のキーマトリクス対応を記載します。

 なお、本内容はたとえばSPARCstationやPC-9800シリーズ、DOS/VなどのキーボードをMSXに繋ぐためのものではありません(そうしたいのはヤマヤマだけど)。あくまでMSX用に作られたキーボードを用いるものです。

2.資料など

 MSX2テクニカルハンドブック(テクハン)をお持ちの方なら分かると思いますが、MSXのキーボード入力インターフェイスはPPI(i8255相当)で統一されているため、下記記載内容は松下製に限らず、SONY製やSANYO製などほぼ全機種に展開可能と思われます。ただし本体側がキー情報取得バスの一部に 時分割のシリアルデータ転送タイプを採用しているキーボードインターフェイスを除く。この辺はよく調べていません)。

 下記の表にMSXのキーボードスキャン信号名とキーの内容を記載します。一部、キーの表記で対応のないものがありますが、アルファベットキーなどで判断してください。注意点としては、基本的にJISキーボードの記載をしていますので、カナを50音配列モードで標準で搭載している初代FS-A1などではそのまま適用できませんので注意が必要です。

 基本的には、取り付けようとするキーボードのマトリクスから、各機種別に対応する表と一致する配線(信号名)を探し出し、各機種のメイン基板のコネクタと接続していきます。
 なお、「CAPS LOCK」や「かな」などのLEDのあるキーについては、その駆動の論理が機種によって異なることがありますので注意してください。

 ・かなランプ     :PSG(AY-3-8910A)ポートBのビット7(負論理のため"0"にてランプ点灯) 各機種のキーボードインターフェイスによってまちまち。
 ・CAPS LOCKランプ:PPI(i8255相当)   ポートCのビット6(負論理のため"0"にてランプ点灯)

 なお、外付けによく使われるPIONEER製MSX palcomのキーボードでは、[SUPERIMPOSE]、[VIDEO]、[COMPUTER]などの余計なキーが付いていて、これらを押すと機種によっては変な対応がされるので、これらは無効化する(パターンカット)などして対処します。

表1 MSX2の基本的なキー配列と信号名、信号ビットの対応


信号名 ↓→
X7
X6
X5
X4
X3
X2
X1
X0
Y0
7 ’ 土 ヤ ャ
6 & 金 オ ォ
5 % 木 エ ェ
4 $ 水 ウ ゥ
3 # 火 ア ァ
2 ” 月 フ
1 ! 日 ヌ
0 万 ヲ ワ
Y1
+ ; レ スペード
[ { 「 ゜ ´ ○
@ ゛
| ¥ ー 円
^ 〜 ヘ
= − ホ ─
9 ヨ ョ ) 千
8 ユ ュ ( 百
Y2
B コ ┘
A チ
_ ダイヤ ・ ロ
? / 。 メ スペード
> . ル 大
, < ネ 小 
} ] 」 ム ●
* : ケ ハート
Y3
J マ
I ニ │
H ク 時
G キ ┤
F ハ ┼
E イ ィ ┌
D シ ├
C └ ソ
Y4
R ス ┬
Q タ
P セ π
O ラ
N ミ
M モ 分
L リ 中
K ノ
Y5
Z ツ
Y ン 年
X サ ×
W テ
V ヒ ┴
U ナ
T カ ┐
S ト 秒
Y6
F8 F3
F7 F2
F6 F1
かなキー
CAPS LOCK
GRAPH
CTRL
SHIFT
Y7
RETURN
(ENTER)
SELECT
BS
STOP
TAB
ESC
F10 F5
F9 F4
Y8
カーソルキー→
カーソルキー↓
カーソルキー↑
カーソルキー←
DEL
INS
CLS/HOME
SPACE
Y9
テンキー「4」
テンキー「3」
テンキー「2」
テンキー「1」
テンキー「0」
(オプション)
テンキー「/」
(オプション)
テンキー「+」
(オプション)
テンキー「*」
Y10
テンキー「.」
テンキー「,」
テンキー「−」
テンキー「9」
テンキー「8」
テンキー「7」
テンキー「6」
テンキー「5」
※ これ書いてて気づきました・・・・MSX2テクニカルハンドブック第一版第10刷(p.284)の
キー配列 4行7列目は「┤」となっていますが、正しくは「┬」です。


図1 キーボードマトリクスの回路



3.FS-A1FまたはFS-A1FMの場合

 表2を参照。繋ぎたいキーボードのマトリクスを調べ、各キーに対応する信号へ繋ぎます。
 表2はFS-A1Fの場合ですが、FS-A1FMでも同様と思われます。
 CN8のピン番号は端から1,2・・・21、CN9は端から、22,23・・・42(基板のシルク参照)となっています。

 おそらくFS-A1やA1mkIIは違うものと思われます(現状は未チェックです)。 

4.FS-A1WXまたはFS-A1STの場合

 表3を参照。繋ぎたいキーボードのマトリクスを調べ、各キーに対応する信号へ繋ぎます。
 CN11のピン番号は端から1,2・・・16、CN10は端から17,18・・・32(基板のシルク参照)となっています。

 表3はFS-A1WXの場合ですが、FS-A1FX、FS-A1WSX等でも大体同じと思われます。しかし念のため確認してください。

5.FS-A1GTの場合

 表3はFS-A1WXの場合ですが、FS-A1GTの場合はコネクタ番号(基板シルクのCNxxの番号)が異なり、その場合は表3のCN10をCN12に読み替えて使用してください(CN11は表記そのままで使用できます)。

6.その他の機種の場合

 表1を参照し、PPIのポートなど配線を追って、信号名を探すしかないです。MSX2等の場合は、S1985のピンアサインのページなどを参照してキーボードインターフェイスの信号名を調べ、対応するキーボードへ接続します。

表2 FS-A1Fのキーボードインターフェイス


信号名↓→
 −
+5V VCC
MSX標準で
割り当て無し
X7
X6
X5
X4
X3
X2
X1
X0
コネクタ番号と端子番号↓→
CN9
25番ピン
コモン
CN8
5番ピン
CN8
8,13番ピン
CN8
2,14番ピン
CN8
10,18番ピン
CN8
4,12,20
番ピン
CN8
7,11,16
番ピン
CN8
3,21番ピン
CN8
1,9,19番ピン
CN8
6,17番ピン
Y0
CN9
36番ピン
   
7 ’ 土 ヤ ャ
6 & 金 オ ォ
5 % 木 エ ェ
4 $ 水 ウ ゥ
3 # 火 ア ァ
2 ” 月 フ
1 ! 日 ヌ
0 万 ヲ ワ
Y1
CN9
35番ピン
 
 
 + ; レ
スペード
[ { 「 ゜ ´ ○
@ ゛
| ¥ ー 円
^ 〜 ヘ
= − ホ ─
9 ヨ ョ ) 千
8 ユ ュ ( 百
Y2
CN9
31番ピン
 
 
B コ ┘
A チ
ダイヤ
・ ロ
? / 。 メ
スペード
> . ル 大
, < ネ 小 
}] 」 ム ●
* : ケ
ハート
Y3
 CN9
33番ピン
   
J マ
I ニ │
H ク 時
G キ ┤
F ハ ┼
E イ ィ ┌
D シ ├
C └ ソ
Y4
 CN9
34番ピン
 
 
R ┬ ス
Q タ
P セ π
O ラ
N ミ
M モ 分
L リ 中
K ノ
Y5
 CN9
32番ピン
 
 
Z ツ
Y ン 年
X サ ×
W テ
V ヒ ┴
Uナ
T カ ┐
S ト 秒
Y6
 CN9
23,29,30,38番ピン
 
 
 F3/F8
F2/F7
F1/F6
「かな」
CAPS LOCK
GRAPH
CTRL
SHIFT
(2つ)
Y7
CN9
37番ピン 
 
 
RETURN
(ENTER)
SELECT
BS
STOP
TAB
ESC
F10/F5
F9/F4
Y8
CN9
28番ピン 
 
 
カーソル
「→」
カーソル
「↓」
カーソル
「↑」
カーソル
「←」
DEL
INS
CLS/HOME
SPACE
Y9
CN9
41番ピン
 
 
 テンキー
「4」
テンキー
「3」
テンキー
「2」
テンキー
「1」
テンキー
「0」
テンキー
「/」
テンキー
「+」
テンキー
「*」
Y10
CN9
42番ピン
 
 
テンキー
「.」
テンキー
「,」
テンキー
「-」
テンキー
「9」
テンキー
「8」
テンキー
「7」
テンキー
「6」
テンキー
「5」
MSX標準で
割り当て無し
CN9
24番ピン
 
[PAUSE]
  
  
  
  
  
  
  
  
PSGポートB
ビット7
(カソード)
CN9
27番ピン
かな
LED
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 PPIポートB
ビット6
(カソード)
CN9
39番ピン
CAPS LOCK
LED
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MSX標準で
割り当て無し
CN9
40番ピン
A1mk2用
電源LED
(キーボード上)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MSX標準で
割り当て無し
CN9
26番ピン
PAUSE
LED
  
  
  
  
  
  
  
  
  


表3 FS-A1WXのキーボードインターフェイス

信号名↓→
X8
X7
X6
X5
X4
X3
X2
X1
X0
-
コネクタ番号と
端子番号↓→
CN11
3番ピン
(GND固定)
CN11
6,10番ピン
CN11
1,11番ピン
CN11
8,12番ピン
CN11
2,9,14番ピン
CN11
5番ピン
CN11
16番ピン
CN11
7,15番ピン
CN11
4,13番ピン
Y0
CN10
29番ピン
 
7 ' 土 ヤ ャ
6 & 金 オ ォ
5 % 木 エ ェ
4 $ 水 ウ ゥ
3 # 火 ア ァ
2 " 月 フ
1 ! 日 ヌ
0 万 ヲ ワ
Y1
CN10
28番ピン
 
+ ; レ スペード
[ { 「 ゜ ´ ○
@ ゛
| ¥ ー 円
^ 〜 ヘ
= - ホ ─
9 ヨ ョ ) 千
8 ユ ュ( 百
Y2
CN10
24番ピン
 
B コ ┘
A チ
_ ・ ロ
ダイヤ
? / 。 メ
スペード
> . ル 大
, < ネ 小 
}] 」 ム ●
* : ケ ハート
Y3
CN10
26番ピン
 
J マ
I ニ │
H ク 時
G キ ┤
F ハ ┼
E イ ィ ┌
D シ ├
C └ ソ
Y4
CN10
27,番ピン
 
R ┬ ス
Q タ
P セ π
O ラ
N ミ
M モ 分
L リ 中
K ノ
Y5
CN10
25番ピン
 
Z ツ
Y ン 年
X サ ×
W テ
V ヒ ┴
U ナ
T カ ┐
S ト 秒
Y6
CN10
23,18,19番ピン
 
F3/F8
F2/F7
F1/F6
かなキー
CAPS
LOCK
GRAPH
CTRL
SHIFT
Y7
CN10
30番ピン
 
RETURN
(ENTER)
SELECT
BS
STOP
TAB
ESC
F5/F10
F4/F9
Y8
CN10
20番ピン
 
カーソルキー→
カーソルキー↓
カーソルキー↑
カーソルキー←
DEL
INS
CLS/HOME
SPACE
Y9
CN10
32番ピン
 
テンキー「4」
テンキー「3」
テンキー「2」
テンキー「1」
テンキー「0」
テンキー「/」
テンキー「+」
テンキー「*」
Y10
CN10
31番ピン
 
テンキー「.」
テンキー「,」
テンキー「-」
テンキー「9」
テンキー「8」
テンキー「7」
テンキー「6」
テンキー「5」
PAUSE
専用信号
CN10
21番ピン
PAUSE
 
 
 
 
 
 
 
 
Y11
CN10
22番ピン
 
 
 
 
 
取消
 
実行
 

 

7.参考資料

 ・MSX2テクニカル・ハンドブック 第1版第10刷 (株)アスキー
 ・MSX2 パーソナルコンピュータ FS-A1F 取扱説明書 松下電器産業(株)
 ・MSXテクニカルガイドブック増補改訂版 増補改訂版第二版 アスキャット
 ・MSXテクニカルガイドブック増補改訂版 第四版 アスキャット
 ・MSXハード&ソフト テクニカルデータノート FS-A1WX回路図、中ノ子基高(SPT-HACK)、月刊HACKER '89年8/15号
 ・MSX2+パソコン”FS-A1WX”、松下技報、vol.35 No.1 Feb.1989
 ・MSXパーソナルコンピュータ”CF-2000”、松下技報、松下電器産業(株)vol.30 No.4 Aug.1984

8.更新履歴

 Rev.08 2004年02月10日 語句を少し修正。
 Rev.07 2004年02月05日 記載ミス修正 誤:「PASUE」 正:「PAUSE」。
 Rev.06 2003年10月27日 フォーマットを更新
 Rev.05 2002年12月15日 記載ミス修正、表2、表3の信号名XnとYnを書き換え。
 Rev.04 2001年04月07日 記載ミス修正「またこのpalcomキーボードは・・・テンキーの接続は省略します。」を修正。
 Rev.03 2001年04月03日 記載ミス 誤:PAXONキーボード  正:palcomキーボード
 Rev.02 2001年03月25日 テクハン誤植部の訂正 「キー配列 0行7列目は「┤」」→「キー配列 4行7列目は「┬」」
                     図のズレを修正。
                     表3で実行、取消キーが抜けてたので追加。
 Rev.01 2001年03月25日 新規公開

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