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2002年12月22日 Rev.02


SONY製ビデオタイトラー XV−J550分解
(MSX2システム相当)

1.概要

 どう見てもMSX2っぽい、昔出ていたSONYやビクター製のビデオタイトラーマシン。発売当初からMSX2っぽいぞ、という噂がささやかれていたものの、近くで持っている人もいないし、近年はジャンクで3K程度で出ていましたが、今まで購入を渋っていました。最近ハードオフ立川店でSONY製XV-J990がジャンク(\300)で出ていたので分解してみました。 
 その結果、やはりというかMSX2システム用LSIが多用されていました。せっかくなので分解記事を書いておきます。 

2.特徴 
 ・デジタル部メイン基板:1-623-750-12 ZZ-18 PU-12   
       ↑ 
      この形名や形番(レビジョン?)の付け方はプレステのそれと一緒のようす・・。 
 ・アナログ部    基板:1-623-757-12 EN-1 
  入出力切り替えなど。 
 ・CPU:Z80A CPU 
   メインRAM:64KB 
   バックアップRAM:64KビットSRAM×2 
   ROM:4Mビット×3、1Mビット×2(内蔵ソフト?) 
 ・ビデオディスプレイプロセッサ:MSX-VIDEO(V9938C、64ピンSDIP) VRAM128KB実装 
 ・MSX-SYSTEM2(S1985、100ピンQFP) 
 ・不明な石:MB64H444(64ピンQFP) 
   SONYの文字が入っているが、石は富士通製っぽい。この石はSONY HB-F1XDJにも搭載されている 
 ・不明な石:沖電気製 M71H003(64ピンSDIP) 漢字ROM?
 ・50ピンカードエッジコネクタ(MSXのスロットと同一形状)が1スロットメインボード内にあり 
 
 


XV-J550外観


制御部分のプリント配線板外観                              MSX-SYSTEM2実装の様子 
 


SONY MB64H444実装の様子                           71H003実装の様子
 


V9938C実装の様子                               VRAM容量 128KB
 


Z80A実装の様子                              メインRAM容量 64KB
 


MSXのカートリッジスロットと同等の信号が出ている 50ピンカードエッジコネクタ
(表1参照)







3.50ピンカードエッジコネクタについて 

 とりあえず、S1985 MSX-SYSTEM2とZ80から50ピンカードエッジコネクタの信号を調べてみました。 MSXのそれと異なるものは、赤文字の部分です。

表1 XV-J550の50ピンカードエッジコネクタ

端子番号
端子内容
MSXの端子内容
端子番号
端子内容
MSXの端子内容
1
CS1#
CS1#
2
CS2#
CS2#
3
CS12#
CS12#
4
SLTSL#
SLTSL#
5
NC
RESERVED
6
RFSH#
RFSH#
7
WAIT#
WAIT#
8
INT#
INT#
9
M1#
M1#
10
NC
BUSDIR#
11
IORQ#
IORQ#
12
MERQ#
MERQ#
13
WR#
WR#
14
RD#
RD#
15
RESET#
RESET#
16
NC
RESERVED
17
A9
A9
18
A15
A15
19
A11
A11
20
A10
A10
21
A7
A7
22
A6
A6
23
A12
A12
24
A8
A8
25
A14
A14
26
A13
A13
27
A1
A1
28
A0
A0
29
A3
A3
30
A2
A2
31
A5
A5
32
A4
A4
33
D1
D1
34
D0
D0
35
D3
D3
36
D2
D2
37
D5
D5
38
D4
D4
39
D7
D7
40
D6
D6
41
GND
GND
42
CLOCK(3.58MHz)
CLOCK(3.58MHz)
43
GND
GND
44
NC
SW1
45
+5V
+5V
46
NC
SW2
47
+5V
+5V
48
NC
+12V
49
NC
SOUNDIN
50
NC
-12V

4.備考 

 ということで、この製品のベースは冒頭で書いたとおりMSX2システムを基本としたものでした。 
 実装されているICの製造時期は1987年44週頃のものが多いことから、製造時期は廉価版MSX2の頃(HB-F1IIやHB-F1XDなど)と同時期のようです。 

 ジャンクのため、本機を操作するためのコントローラは付属していませんでした。コントローラの接続端子はSONY製のセパレートMSX1キーボード端子と同じだったので接続してみましたが、画面には「コントローラを接続してください」と表示されたままでした(マウスを繋いでも変わらず)。
 コントローラが繋がっていないことを認識している時点で、コントローラ側には何らかのプロセッサが実装されていることが容易に想像付くので、あほなことをしてしまいました(MSXはキーボードが接続されているかされていないかを認識できないため)。

 本機に搭載されていたリチウム電池は、15年経った現在でも3Vを出力しており、バッテリバックアップ回路が小電力で優秀であることが分かりました。なぜ同じ石を使っているMSX2マシンでは2,3年程度で電池交換が必要になるのかは不明ですが、リチウム電池と単三電池の特性の差でしょうか。

 本機の50ピンカードエッジコネクタについては、MSXのそれとほぼ同じだったのですが、+12Vや-12Vがきていなかったり、BUSDIR、SW1/SW2、SOUNDINなどが未接続でした。
 しかし影響はなさそうなので、試しにMB64H444+S1985という同様の構成であるHB-F1II(MSX2)のBIOSに載せ換えてみましたが、立ち上がりませんでした アタリ(・∀・)マエダ。おそらくROMのヘッダー部分などが異なるのでしょう。
 沖電気製 M71H003というのは何者でしょうか。沖=漢字ROMと勘ぐっていますが・・。

5.履歴 
 2002.12.22 Rev.02 本体の外観写真追加 
 2002.12.21 Rev.01 新規作成 
 

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